2020年1月24日★新型コロナウィルス感染の発生源と思われる中国の湖北省の省都・武漢市を封鎖とのニュースが飛び込んできた。
中国本土での感染は31省、直轄市、自治区のうち27に拡大しているとのことで、ヤバイと思ったが、まだ対岸の火事的な感じで見ていた。
1か月が経ち、感染のスピードが早い。
症状がない陽性の人 (無症候キャリア(※)) がいることが判明したことが恐ろしい!?
(※) 病原体による感染が起こっていながら、明瞭な症状が顕れないまま、他の宿主(ヒトや動物など)にその感染症を伝染させる可能性のある宿主のこと。
👀目 次👀
[1].中国・湖北省武漢市が発生源?
武漢市は湖北省の省都であり、中国有数の工業都市、文教都市で交通の要衝でもあり大都市である。
人口: 1108万 (2018年)、市区人口(2016): 858.82 万人、「市区人口密度: 15,170 人/km²」
東京都の世田谷区や練馬区の人口密度に匹敵する大都会である。
1位「豊島区22,380 人/km²」・2位「中野区21,053 人/km²」・3位「荒川区20,892 人/km² 」・13位「世田谷区15,562 人/km²」・14位「練馬区15,011 人/km² 」
武漢市の海鮮市場が、新型コロナウィルスの発生源と言われていたが、最近中国政府機関の研究報告では、海鮮市場ではない可能性を示唆している。
[2].《1月24日》武漢封鎖以降の報道!
- 1月26日★安倍総理は、中国湖北省に滞在の日本人が帰国できるようチャーター機を手配する方針を発表。
- 1月29日★第1便で206人帰国➡1月30日第2便で約200人帰国➡1月31日第3便で約150人帰国➡2月7日第4便で198人帰国➡2月17日第5便で65人帰国。
- 1月30日★「緊急事態」宣言。WHOのテドロス事務局長は、中国湖北省武漢市を中心に感染が拡大している新型コロナウイルスについて「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。
- 2月1日★ダイヤモンドプリンセス号で香港の男性の感染を確認。船籍登録国は英国、運航会社は米国企業、今回の内外からの批判について、茂木外相は感染対応、国際社会に問題提起していく方針。
- 2月3日★ダイヤモンドプリンセス号は1月20日に横浜港を出発し、鹿児島、香港、ベトナム、台湾、沖縄に立ち寄り、2月3日に横浜港に寄港。
- この航行中の1月25日に香港で下船した乗客が、1月19日から咳を認め、2月1日に新型コロナウィルス陽性が確認された。
- 2月23日★栃木県内で新型コロナウィルス感染者がでた。翌日の報道で小山市の方で、ダイヤモンドプリンセス号の乗客と分かった。19日に下船した夫婦ですが、奥さんが陽性と分かった。(黒やん69の隣の市なので身近に感じます)
- 2月24日★WHOのテドロス事務局長が感染拡大を続ける新型コロナウィルスについて、「パンデミックに備える必要がある」と警戒を呼びかける。
- 2月25日★ 韓国の文在寅大統領は、政府の感染症に関する警戒レベルを4段階のうち最も高い「深刻」に引き上げ、対策を強化する方針を示しました。
[3].韓ドラ「世界の終わり」を連想し怖い!
ふと、韓ドラ「世界の終わり」を連想してしまった。
ドラマのような状況に陥ったら人はどのような行動をするのか?恐怖で冷静さを失い正しい判断ができなくなるだろうと思うと恐怖を感じる。
《あらすじ》: 韓国科学技術院・疾病管理本部の調査チーム長(男優:ユン・ジェムン)と新人調査官(女優:チャン・ギョンア)の二人を中心に、致死率100%の謎のウィルスに挑む、パニック・ヒューマンドラマ。
疾病管理本部の疫学調査チームに新人調査官が加わった日、深刻な感染症の疑いがある男が発見される。調査チームは感染者の男が接触した人物の割り出しを急ぐ。
やがて感染者と親しかった遠洋漁業船の乗組員の青年が浮かび上がる。
操業中に沈没した遠洋漁業船の乗組員129名が行方不明。事故から唯一生還した乗組員が1人いた。(この事故は船主が事実を隠蔽するための偽装沈没だった?)
生還した彼に接触した人物は次々と謎のウィルス感染によって亡くなっていく…..
彼は 無症候キャリア であることから、彼から抗体を抽出してワクチンを作るために彼を追い始める調査チーム…..しかし彼は逃亡をしてしまう。
この過程で、ウィルスが疾病管理本部にも入り込んだ可能性が分かり、パニックになる。管理本部のメンバーの子供も感染した。
管理本部のメンバーや科学者の思惑、隔離された感染者の狂気など、様々な人間模様が交差する恐怖のストーリーでした。
[4].新型コロナウィルスがこれ以上蔓延したら…
現在でも、マスクの購入で行列を作る中で、並びの順の問題で感情的になった女性が、取っ組み合いのケンカをしている動画が報道された。
今は、国や自治体の指示で個々人が冷静に対処しなければならないのに、こういういさかいを起こす人が出てくる。
デマの横行や勝手な行動をする人がでてくると暴動の引き金となりうる。今はSNSで情報がすぐに拡散するので防御する時間が取れない。
WHO(世界保健機関)が 「パンデミックに備える必要がある」と警戒を呼びかけているのは、民衆の理性の無い行動を統制することも一つにはあるのではと思う。
先日、ダイヤモンドプリンセス号の医療に携わった人が、元の職場や病院に戻ったら、汚れたものを扱うようなパワハラを受けたといった報道があった。
確かに、院内感染などは絶対に防がないといけない話なので、そういう意味での忠告だったのか、単なる悪ふざけだったのかはいざ知らず、事実であれば人として恥ずべきことだと思う。
国内外メディアや中国の医療関係者からは、日本の対応の甘さを指摘されており、賛否両論はあるが、黒やん69としては日本は平和ボケしているのではと感じる。
世界の列強は、みな軍隊を持っている。常に最悪のシナリオを想定しており、例えば生物化学兵器が使用された場合の対応とかも出来ていると思われる。
特にアメリカや韓国は大統領の権限が強大で決定にスピード感がある。その点日本の政治体制と違う気がする。
中国の習近平主席などは、今回の武漢閉鎖でも、物を言わせぬ強大な権限でスケールが大きい指示をしている。
[5].この2週間が分水嶺になる?
武漢市が封鎖されてから2月23日で1か月が経過した今、世界中に感染が拡大しており、日本も非常事態であると思う。
専門家の人たちは、ここ2週間の対応が感染をどこまで防げるかどうかの分水嶺だと思っているようだ。
人類は良識ある人の方が多いと思うが、一部の少数の人たちが、パンデミックの引き金になる可能性を否定できないだろう!?
厚生労働省のサイトを見れば政府の基本方針や現状が逐一更新されているので、チェックできるが、かみ砕いて簡単に分かりやすいのは、自治体のホームページだと思う。
黒やん69は栃木市のホームページから、印刷して壁に貼りました。
👀新型コロナウイルス感染症情報👀
人に迷惑をかけないよう出来ることを心掛けて、沈静化するまでは注意事項を守り落ち着いた行動を心掛けようと思います。