健康増進法の一部を改正する法律(改正健康増進法=受動喫煙防止対策)が4月1日に全面施行され2か月が過ぎました。
本来であれば、マスコミもこのテーマを追いかけていたでしょうが、4月1日は新型コロナの蔓延で、緊急事態宣言が出される直前でもあり、すっかり話題から消えました。
また7月1日からはレジ袋有料化が開始されますが、現状はどうなっているでしょうか?
👀目 次👀
[1].喫煙状況!昔と今
黒やん69が初めてたばこを吸ったのが今から50年ほど前の18歳の春でした。
まだ未成年でしたが就職も決まり、友達に誘われて吸ったのが始まりで、その後48年間も吸い続けました。(その間、何回か禁煙にチャレンジも挫折を繰り返す)
禁煙できたのは66歳の誕生日からです。(今は頭からたばこは消え去りました😊)
今思うと何と周りに迷惑を掛けてきたことかと冷や汗ものです!?
昔は、公共機関(駅、電車、バス、飛行機、病院など)や行政機関(役所や学校の職員室など)、映画館などでも喫煙できました。
極めつけは、会社の事務所内ではぷかぷとタバコをふかしながら仕事をしていた時代でした。
当時は、誰も罪悪感を持ってたばこを吸っていた人はいないと思います。
それが昭和のトレンドだったからでしょうか?
ところがどうでしょう?喫煙の調査が昭和40年(1965年)に開始されてから、1966年をピークに約10年近くは80%前後を推移していたが、その後は下り坂になりました。
たばこ産業の「2018年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男性の平均喫煙率は27.8%でした。
昭和40年以降のピーク時(昭和41年)の 83.7%と比較すると、約50年間で、こんなに減少していたとは驚きです!
ちなみに、年代別でみると60歳以上は21.3%、30歳代から50歳代はまだ35%前後を推移しており、一番高い年代は40歳代で35.5%だそうです。
成人男性の喫煙率は、減少し続けていますが、諸外国と比べると、未だ高い状況にあり、約1400万人が喫煙していると推定されています。
こんな状況になっているのに、うちの息子たちは、たばこをやめる気はなさそうなので残念です。
まあ煙が出ない電子たばこや水たばこを吸っているのでそんなに気にはなりませんが、マナーは守って欲しいものです。(体に害はないとは言え、やめるのがベストではありますが!?)
[2].改正健康増進法の施行状況はどうなっているのでしょうか?
これまで学校や病院・行政機関といった公共の場などが先行して段階的に受動喫煙対策が施行されてきました。
いよいいよホテルやレストラン・居酒屋など飲食の場も原則「屋内は禁煙」となりましたが、例外等があり対策する店側も利用する客側からも分かりにくい法令です。
また国の法律とは別に、自治体ごとに条例を作ることができるそうです。
我が町のホームページを見てみたら「栃木市路上喫煙に関するマナー推進条例」が施行されていました。ただし、違反しても罰則はなさそうです。
しばらく外食にもいっていないので、近隣の飲食店の対策の状況はわかりません。
お店側にとっては、ルールを守らないと罰則があるようだし、例外なしで屋内全面禁煙の方が気が楽なように思いますが、売り上げや利用客の減少が気になるのでしょうか?
特に居酒屋さんなどは気になると思いますが、飲み食いの時は、たばこは我慢した方がいいですよね!?
今の若い人たちは、昔と違い喫煙マナーが向上しているので心配ないでしょうが!?
早く例外事項を外す改正をした方がよいと個人的には思います。
[3].喫煙者とCOVID-19重症化のリスク!
海外の著名なニュースソースでは以下のような発表があったとのことです。
- 欧州疾病予防管理センター(ECDC)➡喫煙者はCOVID-19重症化のリスクが高い(呼吸障害が起こり重症化するリスク)
- 英国の権威ある医学雑誌「New England Journal of Medicine」➡COVID-19に感染した患者データを解析した結果、喫煙者は非喫煙者よりも1.66倍重症化しやすく、ICUへの入室や死亡したりするリスクが2.96倍高いことが分かったと論文の掲載があったとのことです。
[4].レジ袋有料化について
黒やん69は買い物時は、原則、マイバックを持参して行きます。
スマホで無料の家計簿「おカネレコ」で記録しているので、データを見てみたらレジ袋辞退で値引きがあります。(店によって差があります)
参考ですが、行きつけのスーパーのレジ袋辞退時の値引きは以下の通りです。
- KA店 →5円
- CW店 →1円
- YB店 →3円
- AO店 →1円
- TR店 →2円
- YA店 →2円
すでにスーパーの一部では、レジ袋無料配布を中止しているところもあります。
中止しているスーパーは、6年ほど前から、ごみ削減対策の一環としてレジ袋削減を推進するため「レジ袋削減推進協議会」と市と3者協定を結んで活動しているようです。
プラスチックは、非常に便利な素材です。成形しやすく、軽くて丈夫で密閉性も高いため、製品の軽量化や食品ロスの削減など、あらゆる分野で私たちの生活に貢献しています。一方で、廃棄物・資源制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの課題もあります。私たちは、プラスチックの過剰な使用を抑制し、賢く利用していく必要があります。
このような状況を踏まえ、令和2年7月1日より、全国でプラスチック製買物袋の有料化を行うこととなりました。これは、普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えていただき、私たちのライフスタイルを見直すきっかけとすることを目的としています。
引用元:経済産業省
[5].対象となるレジ袋とは?
法令等の記載事項は、概要でもなかなかややこしいので、事業者側と利用者で分けて考えた方が分かり易いです。
国の事業者向けのガイドラインでは、下記のように「対象となる買物袋」についての記載がありますが、対象以外でも有料化する事業者もありますので確認が必要です。
すでに、イオングループや100円ショップのダイソーなどは重要なお知らせが出されています。
- (例)イオン系列では、以下の告知がされています。
4月1日より、「イオン」「イオンスタイル」「イオンスーパーセンター」等、全801店舗の直営全売場でプラスチック製・紙製を含むすべてのレジ袋の無料配布を終了する。 今後、プラ製レジ袋、紙袋ともに有料で販売する。
基本的には、すべての買物袋は有償化されると思って、利用する側は極力マイバックを持参することよう心がけた方がいいでしょう。